さて、パジェロミニ、前ユーザがどうやら喫煙者で、しかもシガーライター(本物)を使用していたためか、シガーソケットの接触が非常に悪いです。押し込まないと接触しない。
なので、シガーソケットを増設しましょう。
まず、適当なACC電源を分岐させます。
シガーの線を流用しちゃってもいいのですが、ここにつかえるシガーライターがついている、というのもレトロで大変気に入ってるので、温存するために裏で分岐します。
ちょっと見にくい位置にあるので、iPhoneを突っ込んで裏から写真撮影。
どうやら、シガーライターはもともとギボシで接続されているようです。渡りに船。
なので、こいつを引き抜いて、分岐線作って分岐させちゃいましょう。
分岐線の作り方。
オス一つにメス二つがぶら下がっているものを作ります。
オス二つ、メス一つではないです。
+が掛かっている方がメス、受け取る側がオスにします。脱落したときにシャーシに触れて短絡しないように。
元の車体側ギボシがメスなのも、そのためです。
ところで、なんかアマゾン様を見ると、4つ1000円とかで売ってます。
2度と電装を触らないなら買ってもいいですが、これ買う人は電装触る人な気がして腑に落ちません。
もちろん、高いので、私は電工ペンチで作ります。
(アマゾンで、電工ペンチとギボシ買っても1000円前後ですしね)
まず、端っこにオスを付けます。
端の被覆を剥がして普通にカシメます。こいつにはカバーをつけ忘れても平気です。後ろからカバーはめれるので。
こんな感じ。
よく、カシメた後にはんだ付け、という人がいますが、やめた方がいいです。
先端がはんだメッキされているならいざ知らず、こういう線にはんだ付けすると、毛細管現象で被覆内部まではんだがしみこみます。
はんだがしみこんだ部分は固くなるので、しみこんでいないところと染み込んでいるところの境目が、振動や曲げに対する負荷で割とちぎれます。
ギボシで金属部をカシメて圧着させて、そのあと被覆部も別にカシメられるのは、応力が接点のみにかからないようにです。
はんだ付けしちゃって、被覆部より手前がもげた時に、スリーブも脱落して、断端が車体に触れたら一大事です。
本題に戻します。
中間地点の分岐部を作ります。
まず、ワイヤーストリッパーで、被覆だけをつかみ、まだギボシを付けていない方へ被覆を引っ張ります。
こんな感じで、少し露出したらOKです。
二つ折りにして、その状態でスリーブをつっこみます。
0.7sqぐらいになると突っ込むのも大変ですが、これを忘れると後で自己嫌悪に苛まれながら手直しすることになるのでねじ込みます。
その状態でメスをカシメます。
面倒が無くていいです。
もう片方の断端は、被覆がたわんでいるので少し揉んでちょっと切り詰めてから、被覆を剥きます。
そして、スリーブを突っ込んでカシメて終わり。
数分で250円分の作業が出来ます。お得。
増設する側は簡単です。
シガープラグをぶち切って、ギボシ(オス)つけるだけです。
マイナス側は、クワ型端子でもつけて、適当なネジを浮かせて挟んで終わり。
少し使ってみた感じでは、シガープラグをつかわないだけで、ずいぶん安定した電気が供給される感じですね。
あとは両面テープかなにかで、これを固定して完了です。
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